妻の機嫌が悪いのはホルモンのせい!?知っておくべきたった2つホルモンと夫がとるべき行動

生理に悩む妻の助け方

仕事から帰ってきたらなぜか妻の機嫌が悪い何もしていないのに怒られる、そんな経験がある男性は多いのではないでしょうか。実際私も車で道一つ間違えただけなのに激怒…みたいなことよくあります(それも含めて彼女らしく好きなのですが…)。そのような状況で男性が知っておくべきことは2種類の女性ホルモンが体と心の状態に大きな影響を与えているということです。本記事では、この2種類のホルモンの役割について解説した後に、どんな時でも妻とのコミュニケーションを円滑にするためにとるべき行動を実体験と本の内容をもとにまとめています。妻のために何かしてあげたいけど何をすればいいかわからないという男性に特に読んでいただきたい内容となっております。この記事は松村圭子さんの著書「これってホルモンのだったのね 女性ホルモンと上手に付き合うコツ」という本を参考にしています。もし気になる方は実際に手に取って読んでみてください。

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女性ホルモンと心身への影響

女性ホルモンとは、エストロゲンプロゲステロンという2つのホルモンを指し、卵巣から分泌されます。これらのホルモンは女性の生殖機能や月経周期を調整し、妊娠や出産に重要な役割を果たします。

エストロゲンは、月経周期の調整、二次性徴の発現、骨の健康維持、心血管系の保護などに関与します。
また、分泌量が多い時は心が前向きになり、異性にときめくようになります。
一方、プロゲステロンは妊娠の維持、月経周期の調整、排卵後の体温上昇、リラクゼーションの促進、食欲増進などの役割を担います。また、分泌量が多い時には心が慎重になり、精神的なだるさや体の不調が起きやすくなります。

これらのホルモンのバランスが乱れると、月経不順、PMS(生理前症候群)、更年期障害などの健康問題が発生することがあります。生活習慣、ストレス、栄養状態の影響を受けやすいため、女性ホルモンのバランスを保つことが重要です。

月経周期と女性ホルモン

女性ホルモンの分泌量は月経周期に合わせて変化します。正常な周期は24~38日以内で更に月経期月経後排卵前月経前の4つに分かれています。月経期はエストロゲンもプロゲステロンも少ない時期です。月経後から排卵の準備のため、エストロゲンの分泌量が増えていき、排卵前にピークを迎えるとともに妊娠準備のため、プロゲステロンの分泌が増えていきます。一旦減少したエストロゲンは月経前に再びピークを迎えた後減少、その後プロゲステロンもピークを迎えて減少していきます。

月経周期と心身の状態変化

女性ホルモンの影響で、女性は先ほど述べた4つの時期ごとに心身の状態が大きく変わります。女性の精神的、身体的な不調はこのホルモン変化によって起こるのです。そのため、夫は妻のホルモン変化を把握し、妻の心身の状況を常に理解しておくことがコミュニケーションにおいて非常に大切になるというわけです。夫はこのホルモン変化を甘く見ると痛い目に遭うことになるのでしっかりと学びましょう。下に時期ごとの心身の状況をまとめました。

・月経期(どんより期)
プロゲステロンの分泌量が急激に減るため、体温が下がって血行不良となり、頭痛冷え、が起こったり、月経痛や経血を失うことによる貧血となりやすいです。また、エストロゲンの分泌量も少ないため、憂うつになったり、体が重だるくなったり肌が乾燥したりします。

・ 月経後(キラキラ期)
エストロゲンの分泌量増加に伴い、新陳代謝が良くなって免疫力やる気がアップします。また、ポジティブになります。

・排卵後(ニュートラル期)
プロゲステロンの分泌量増加に伴い、むくみ便秘吹き出物が増えます。また、のんびりモードから徐々に心が不安定になっていきます。

・月経前(イライラ期)
エストロゲンもプロゲステロンも分泌量が減り、ホルモンバランスが大きく変動することから、精神的に不安定となるため、イライラしたり、すごく落ち込んだりします。また、頭痛腰痛むくみ便秘肩こり眠気など体に多くの不調が出ます。

妻のために夫ができること

ここまでの内容から多くの女性は、女性ホルモンの影響で、月の半分以上を不調に悩みながら過ごしていることが分かります。私は男性がこのような女性の不調を支え、つらさを分け合うことで夫婦の絆が深まっていくと思います。妻の機嫌が悪いことはピンチではなくチャンスです。女性のことを知ったうえで妻を的確に支えていきましょう。ここからは、上記の内容を踏まえて夫がどのような行動をとることで妻を支えることが出来るのかについて自分の考えを述べていきたいと思います。

妻の月経周期を把握する

妻の心身の状況を把握するにはまず妻の月経周期を把握しましょう。恥ずかしいことではありません。もし妻があまり話したくないようでしたら、あなたを支えるために知りたいとちゃんと伝えましょう。私の家では妻が共有のカレンダーアプリに生理が来た日を記録してくれており、今が大体どの時期に当たるのかを把握することが出来ています。このおかげで妻の機嫌が悪い日でも生理前だからしょうがない広い心で受け止めようなどと思うことが出来ます。

月経周期に合わせた悩みに寄り添おう

月経周期ごとの心身の状況を上で述べました。それぞれの具体的な悩みの解決方法について主な症状別に記事を書いておりますのでそちらを参考にしてください。夫は妻の体調を直接聞きつつ、自ら気遣って行動していきましょう。妻が不調を訴えているときには何々した方がいいよなどというのではなく、何々してあげるねと言い自ら行動しましょう。そうすると他人事ではなく二人の事になり、妻は夫が自分のことを大切に思ってくれていると感じるでしょう。症状別に夫ができることを以下の記事にまとめておりますので是非ご覧になって実践してみてください。

筆者が実際に妻にしていること、喜んでもらえてること

私も実際に妻のためにいろいろな行動をとっていますが、その中でも妻に喜んでもらえる具体的な行動をいくつか挙げます。実際に妻に何かをしてあげるときの参考にしてもらえたら幸いです。

・眠い時は寝させてあげてその間に家事をして1時間後くらいに声をかけて起こす

・便秘気味の時にはお腹を「の」の字にマッサージ

・無気力な時には寝る準備などの何もかもをやってあげる

・生理痛の時にあずきのちからという電子レンジでチンすることでお腹を温められるもの渡し、背中をさする

他にもたくさんありますが、特に喜んでもらえていることを列挙しました。皆さんも妻を大切にしていただけたらと思います。

まとめ

女性ホルモンのエストロゲンとプロゲステロンは、女性の心身に大きな影響を与えます。男性が妻の月経周期を理解し、ホルモンバランスの変化に寄り添うことは、夫婦の絆を深めるために重要です。この記事では、ホルモンの役割とそれに応じた夫の行動を具体的に解説しました。妻のために何かしたいと考える男性は、この記事を参考にし、日常生活で実践してみてください。松村圭子さんの著書もぜひ読んでみてください。ホルモンについてのより具体的な説明や、女性ならではの病気などについても書かれていますので参考になると思います。

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